パリで最もエレガントなオフィス「50 Montaigne」の未来を垣間見る
執筆者:エリック・トレギエ(Challenges)
来年完成予定の「50 Montaigne」は、有名な建築物が珍しくないパリ8区でも最高にエレガントなビルになるでしょう。私たちは今回、この建物を手掛けた建築家の案内で建設現場を訪ねました。
広々としたフロア(1万2,500m2)と1890年に遡る歴史あるファサード、そして環境に優しい外壁と屋根を備えた「50 Montaigne」は、近隣住民だけでなくここで働く1000人以上の人々に、またとない快適な環境を提供することになるでしょう。ただし、ここで働けるのは、1m2あたり930ユーロという非常に高額な家賃を支払う余裕のある企業の従業員に限られます。「50 Montaigne」は、「54 Montaigne」(同じくThe Olayan Groupの所有)、「22 Bayard」(RTLの元本社)、「26 bis rue François-1er」(Europe 1の元本社)などリノベーション中の競合オフィスビルがひしめく8区はおろか、パリ市内でも最も家賃の高いオフィスビルの一つになる見込みです。Chelsfield Franceのシニアアセットマネージャーとして、このビルを含めThe Olayan Groupが所有するビルの管理を担当するニコラス・マリンは、「テナントには高級ブランドグループ、コンサルティング会社、法律事務所などを想定しています」と述べています。
The Olayan Groupと資産運用・開発を手掛けるChelsfieldが、Avenue Montaigne最大の高級ブランド旗艦店スペースをドルチェ&ガッバーナに引き渡し
The Olayan Groupと資産運用および開発を手掛けるChelsfieldは、パリのゴールデントライアングルの中心部にある「54 Montaigne」の引渡しを行いました。この物件は、野心的な高級ブランド旗艦店向けの店舗スペースとして再開発されたものです。
建物全体がドルチェ&ガッバーナにリースされることから、イタリアの高級ブランドである同社の意向が色濃く反映されています。
Chelsfieldチームは同社の要望に応えるため、建築事務所Fresh Architecturesに協力を求めました。
ランドマークのライトアップ
「550 Madison」はホリデーシーズン中に公式ライトアップされました。これにより、ニューヨークの夜空に再び、チッペンデール様式の特徴的なシルエットが浮かび上がりました。
全ての人にとって明るい良い年になりますように!
ニック・ルー:アジアの成長物語
執筆者:フローレンス・チョン(IPE Real Asset)
アジア太平洋地域がパンデミックから回復しつつあり、投資市場が成熟を迎える中、Chelsfield AsiaのCEO兼Chelsfieldグループ副会長であるニック・ルーが、アジア太平洋地域の総合的なビジョンを専門的な知見を交えて語りました。